岩手の渓流で釣りをする方々へ
 
今現在の岩手の渓流の殆どが
養殖魚の放流によって維持されています。
養殖魚の放流無しでは成り立ちません、
自然再生産をしている渓流魚は、本当に極々わずかしかいません
秋の禁漁までに魚が残っているところは極わずか
たいていの場所が秋の禁漁前に釣りきられてしまいます。
放流しては釣りきって
放流しては釣りきって
ただただそれの繰り返し
実質的に岩手の渓流全体が巨大な釣り堀みたいなものです。

岩手の渓流に釣りに来られる方々は、
この事実をしっかりと受け止めて、
そのうえで釣りをするようにしましょう、

そして、
未来に向けて、自分自身は、
釣り場でどう振舞うべきか?
自分はどういう行動をするべきか?
それを各自で考えてください!

(2024年 秋)
 
岩手の渓流

閉伊川を例にとって考察してみましょう!


ここでは、私の把握している

令和3年度の放流実績について少々考えてみましょう


令和3年度の放流

ヤマメ 1800キログラム 約20万尾

イワナ 800キログラム 約10万尾

だそうです。

ものすごい数ですね、

 

1800キログラム÷20万尾=9グラム

800キログラム÷10万尾=8グラム

 

結構、大きく育った稚魚を放流しているのですね、

 

閉伊川ではヤマメのメスの殆どと、オスの一部が海に下っていきます。

イワナの一部も海に下っていきます。

 

まあ、ここではシンプルに考えて

ヤマメ20万尾×50%=10万尾

イワナ10万尾×100%=10万尾

 

ヤマメ10万尾+イワナ10万尾=20万尾

 

これが川に残る魚の数です。

 

稚魚が全部成長して成魚になるわけではないです。

環境に適応できずに死んでしまったり

鳥や他の大きな魚に食べらりたり

 

そこで死滅する魚を10%とすると

 

20万尾-10%=18万尾

 

3月から9月末までの渓流シーズンは214日

 

18万尾÷214日=841尾

 

これが一日に釣ることの出来る魚の数です。

 

川に一日あたり30人釣り人が入るとします。

 

841尾÷30人=28尾

 

これが一人当たり釣ることが許される魚の数です。

 

あくまでも?数字の計算上の話しです。

 

漁協の人達は、

俺達はものすごい数の魚を放流しているんだ、

釣りきられるなんてことは絶対にないんだ、

って、豪語していましたが、

おや?おや?おや?

ですね?

 

あくまでも?数字の計算上の話しです。

 

これをどう考えるか???

各自それぞれで考えてくださいませ!

 

 

実際には、死滅する魚の数は10%よりも、もっともっと多いと思います。

 

連休や夏休みなどはもっとたくさんの釣り人が川に入ります。

それとは逆に雨などの天気の悪い日は釣り人が少ないです。

 

台風などで大水が出ると流されてしまい生き延びれない魚も居ます。

 

餌釣りのゼロ釣法などは一日に数百尾の魚が釣れてしまい、

それをすべて持ち帰る人も居ます。

 

それとは逆に、下手くそで、少ししか魚を釣れない人も居ます。

 

川の構造上、川に降りるのが困難な場所などは

釣りが困難で魚が秋まで残りますが?

支流などの釣りやすい場所はほぼ根こそぎ釣られてしまいます。

ひどいところでは解禁して一週間で根こそぎ釣りきられてしまいます。

もっとひどいところは、解禁日の午前中で全部釣りきられてしまう所もあります。

 

などなどなど、、、、、、?????

 

まあ!それをどう思うか?どう考えるか?

それは、各自で考えることです。

 

(2024年1月)

 

追加のお話し、

 

メスの銀化ヤマメを川に放流して海に出ていったとして、

サクラマスになって川に戻ってくるのは1%にも満たないそうです。

 

上の数字で海に出るヤマメは10万尾として計算しています。

 

ここでは川への回帰率を0.5%として計算します。

10万尾×0.5%=500尾

 

サクラマスになって川に戻ってくるのは500尾です。

 

本当に少ないですね!

 

1日に10尾のサクラマスが川から釣り人に持ち帰られたとします。

500尾÷10尾=50日

50日でサクラマスはゼロになります。

 

実際には釣れない日もあり?フィーバーする日もあり?

 

いずれにしろ、本当に少ないですね!

 

ところで????

閉伊川漁協による第一堰堤下のガラ掛けと投網によるサクラマスの密漁

いったいどれだけの数のサクラマスを獲っているのでしょうね?????

 

(2024年1月)

 

これらのことについて

どう思うのか?

どう考えるのか?

各自で一生懸命に考えてくださいませ!

 

(2024年1月)

 

【 実質的に、巨大な釣り堀ですね、

三陸の渓流に夢とロマンのあった時代は終わった、】

 

(2024年1月)

 
これは、閉伊川を例にとった考察です。

三陸の渓流の中で閉伊川は規模の大きな方の渓流です。
ですので、まだ、かなりましな方です。

三陸には規模の小さな小渓流が沢山あります。

それらの小渓流は、
釣り師による釣獲圧力に耐えられず
いくら養殖魚を放流しても
あっという間に釣り師に釣りきられて壊滅してしまいます。

岩手県全体を見ても、
まあ???

皆さん考えるのですね!
真剣に、必死に考えるのですね!

もう?手遅れかもしれませんが???

(2024年 秋)
  
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