三陸沖釣り師 その5
 
三陸沖のイカ釣り、
とても楽しい、
と言う噂が、最近ではあちらこちらから聞こえてきます。

どのようなものか?
とても興味が湧いたので、
流行からだいぶ遅れてですが、
一度やってみようか?
と言う事で、
三陸沖イカ釣りにチャレンジしてみました。
とりあえずやってみる、なので、
手持ちの道具を使って挑戦です。
竿は82調子のライトゲームロッド
リールは鱒ジギングに使っていたものを使います。
平進丸の船長さんの話ではカウンター付きのリールが良いとの事でした。
0.8号が200M巻いてあります。
インターネットを調べると、イカ釣りは0.6号をお勧め
と出ていましたが、
今回は出来るだけ手持ちのもので、
と言う事で、
そのまま0.8号で、
イカジグは買わないで、
鱒ジギングに使っていたジグにイカ釣りのカンナを取り付けました。
スッテは何個か買いました。
その他に念のために堤防イカ釣りに使っていた江木を数個用意しました。
仕掛けは自作しました。

その他には念のために堤防からのチョイ投げ釣りに使っていた
20号、25号、30号、40号、のナス錘を用意しました。

これで、大体準備完了、
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2023年11月

平進丸さんにお世話になって、いざ!イカ釣りに出船!

当日は南西の風が強い日でしたが、
船長さんは重茂半島の風裏のポイントに船を回して
そこでアンカーリング、
ここなら風もあまり当たらなくて良い感じです。

水深は54メートル
潮の動きは緩いです。

船長さんの合図で、釣りスタート、

まずは80グラムのジグにエダスのところにスッテを1個
これでスタートしました。

しばらくして潮が緩いのでジグを60グラムに交換しました。

しばらくやってみましたが
釣れません
釣り方が解らない、

竿を置いて他の人達の釣り方を観察することにしました。

そして、なんとなく、まね、


釣れない、釣れない時間がしばらく続きました。

暗くなり船の明かりが点灯

すると、強烈な当たりが、
竿がのされてドンドン糸が出ていきます。
どうにか耐えていたらフッと軽くなりました。
ラインブレイクです。

多分?大きな青物か?

気を取り直して、仕掛けを交換、
今度は80グラムのジグにスッテを一つ

直ぐに何かが掛かりました。
グイグイひきます。
多分?イカではない、

上ってきたのは、大きな鯖

その後も何度も立て続けにアタリがあり
釣れてくるのはすべて鯖
鯖の猛攻

周りのベテランの方達をみると
しっかりとイカを釣っています。

私には鯖とイカのアタリの区別がつかない、

鯖が掛かると仕掛けがトラブルので鯖は釣りたくない、


覚悟を決めて、鯖が釣れても仕方ないから
怪しいアタリがあったら片っ端から合わせを入れることにした。

すると、しばらくして、鯖とは明らかに違う引きの魚が掛かりました。
慎重にリールを巻いていくとイカの姿が見えてきました。

水面で墨をはかせた後に一気に引き抜きました。

1杯目をやっとのことでゲット、
船長さんが駆けつけてきて祝福してくれました。

その後は片っ端から怪しいアタリには全てあわせを入れて
鯖の猛攻の合間にポツリポツリとイカが釣れて来るようになりました。

やっているうちに、なんとなく、鯖のアタリとイカのアタリの区別がつくようになってきました。
なので、可能な限りイカのアタリのみを拾うようにしてみました。

しばらく釣りをしていて、どうも下に付けているメタルジグに
鯖がかなりの頻度で掛かってしまっているのに気が付きました。

鯖にとっては鱒に使っているジグは魅力的って事か?

そこで、ジグを外して20号のナス錘をつけました。

それとエダスを一つ増やして下のエダスに江木をつけました。

その後は鯖のアタリはかなり減り順調にイカが掛かるようになってきました。


皆さんが順調に釣れるようになったころ
船長さんもキャビンの横で合間を見てイカ釣りを始めました。

船長さんを観察してみると順調に釣っています。
さすがです。


途中、また大きな青物が掛かり2度目のラインブレイクがあり、、、、、?

黙々とイカをかけて抜き上げ、掛けては抜き上げ、
の繰り返し、
イカのサイズは堤防から釣るイカとは比べられないくらいの大きなイカで
引きも強烈です。

21時で釣り終了

終わってみればイカは18杯でした。

当初の目標は10杯でしたので目標は達成です。

 
イカ釣り

とりをえずやってみよう!

と言う事でやってみました。


感想としては
楽しい!
そして、家族が喜ぶ釣り、
です。

女性アングラーにもお勧めできる釣りです。
 
間に合わせの道具でやってみましたが
当然、イカメタル用の竿の方が使いやすいだろうし
釣果も伸びると思います。

当日は、ベテランの方は40杯以上釣ったみたいです。
船長さんも合間を見て片手間でやっていましたが私よりもはるかに釣っていました。

メタルジグにイカのカンナをつけるのは
鯖が多い時はやめておいた方が良いと思いました。
鯖が少ない日には鱒ジグにもイカがかかるのかな?

やはり専用に作られたイカ用のジグの方が良いと思います。

鯖の猛攻に合ったり、大きな青物が掛かったり、
イカのサイズもかなり大きいし、
なので、リールの性能は意外と大事です。
大きな青物などが掛かった時に、
ドラグ性能の良いリールの方が高切れのリスクが減ると思います。
高切れすると、スッテやイカジグなどをロストすることになります。
可能ならばロストしたくない、
 
色々書き込みしましたが、
ざっとこんな感じです。

私は?
多分?
また、イカ釣りに船に乗ると思います。
楽しい釣りです。

そのうちに竿とかも買うんだろうな~~~!
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2023年12月
宮古市の釣り船、平進丸さんにお世話になって、2回目のイカ釣りに行ってきました。
午後2時半に出船
ポイントはこの前と同じ、閉伊崎の東側
ポイントに到着、アンカーリング、
水深は57メートル
周りには沢山のイカ狙いの釣り船、

最初は竿を置いて皆さんの釣りを観察しました。
なるほど、そうやるのか、

見ていると、ポツリポツリと釣れ始めました。
そこで、私も釣りスタート、 
今回は前回とは違うタックルを使ってみました。
竿は1番パワーのライトジギングの竿
リールはシマノの200番
道糸はPE1号
仕掛けの幹糸は4号
ハリスは3号
こんな感じです。

前回の釣りで、外道の青物や鯖にやられて高切れを何回かしたので
今回はPE1号にしてみました。


釣りをスタートして最初は25号のジグを使っていましたが
何かがしっくりこない
潮の流れも緩いし周りとお祭りもしないので
ジグを20号に替えました

すると順調に釣れるようになってきました。
8時半、沖上り、
大きなヤリイカが沢山釣れました。
イカ釣り2回目の初心者の私としては満足のいく釣果です。
平進丸さん、有難うございました。
 
今回の釣りではPE1号を使いました。
さすがに安心感がありますね、
でも、多分?細い糸の方が釣れると思いました。
細い糸の方が軽いルアーを使えます。
その方がアタリの数が増えると思いました。
PEの太さは、その日に外道の青物が多くいるか?とか?
潮の流れる速さ?とか?
そういうのを見て判断するのが良いと思いました。


そして、竿、
この前は82調子のライトゲームの竿を使いました。
その時の感想として竿のミッドが硬すぎると感じました。
細糸に負担がかかる、

なので今回はライトジギングの竿を使いました。
ライトジギングの竿、
イカの大きさ、引きの強さ、に対しては、丁度よい竿の強さです。
糸への負担も少ないです。

ただ、この竿も、問題アリです。
ティップが強すぎます。

たった2回しかイカ釣りをしていませんが、
イカメタルの釣りは、ティップの微妙な動きでアタリをとる釣りだと思います。
その点でライトジギングの竿だと微妙な竿先の動きが解りずらい、

それと小さな微かなアタリにアワセをいれたときにイカが乗らない、
これが柔らかいティップの竿だとしっかりと乗せることが出来ると思います。

ライトジギングの竿でイカ釣り
とりあえずやってみようという人には問題無いです。
とりあえず釣りは可能です。

でも?

ですね!

もしも代替えの竿でやるならば
73調子のライトゲームの竿が良いと思います。

真剣にイカメタルの釣りに取り組むならば、
専用の竿を買った方が良いですね!
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2023年12月
イカメタルの竿を購入しました。
予算がとても少なかったので中古の竿です。
(竹竿師は低収入ですから、)

竿を選ぶにあたって
何時もお世話になっている宮古市の釣り船、平進丸の船長さんに
宮古の海のイカ釣りについて色々聞いてみました。

使うイカジグは20号、25号、30号、
釣り始めは25号でスタートしてその日の状況を見て
20号に替えたり、30号に替えたり、
潮が緩い時は15号を使う人も居る、
潮がとても速い日もあり、その時は40号も使う
40号を使う条件の時は、イカジグよりは40号の錘の方が
潮の流れに流されにくい、

まあ、大体こんな感じのお話でした。


2回ほどイカ釣りをしてみましたが、
その経験から自分なりの感想は、
思ったよりも外道の鯖や大きな青物が掛かってしまうな、
です。

なので、細いPEを使うと高切れが起きやすい
です。

で、私なりに色々と考えて見ました。

道糸は、PE1号、20LB
幹糸は、フロロ4号、16LB
ハリスは、フロロ3号、12LB

この仕掛けで私はやっていこうと決めました、

インターネットを調べると
ハリスはフロロの2~3号
道糸はPEの0.4~0.6号
と、なっています。

フロロ2号は8LB
フロロ3号は12LB
PE0.4号は8LB
PE0.6号は12LB

大体こんな感じです。

もしも、この通りの仕掛けで釣りをすると高切れのリスクが高い釣りになります。

高切れすると海の中に糸や仕掛けなどのゴミを残すことになります。
自然に対してインパクトがあるというか?あまり自然環境に対して良いことではないと思う、
なので、私はPE1号で!!
です。

太めの糸にすると多分釣果が落ちると思います。
それでも、私は海にゴミを多く残さない方を選びます。

これが私の出した結論です。


それらを考えて選んだ竿が上の写真の2本です。

他の人達よりも太めの糸を使うと言う事は、
仕掛けが潮に流されやすくなり、
他の釣り師とお祭りのリスクが増える
と言う事です。

それを回避するには他の人より重めのイカジグなり重めの錘を使う
と言う事です。

なので、強めの竿を選びました。


シマノさんのは王道のメタルスッテアクション
積極的に掛けていく竿
30号のイカジグを背負えます。
強めの竿です。

ダイワさんのは乗せ調子の竿
40号のイカジグが背負えます。
メーカーさんの説明だと40号の錘も可能
オモリグにも対応
となっていました。
多分?色々な釣り方ができる?
こちらも強めの竿です。

竹竿を作ることを仕事にしている私としては
ダイワさんとシマノさんの竿を比べるのは楽しいというか?
とても興味深いですね!


新しく購入した竿で釣りをするのが楽しみです。

3回目のイカ釣りはいつになるかな?
今シーズンはもう終盤ですから
3回目の釣りは来シーズンかな?
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2024年1月
宮古市の釣り船、平進丸さんにお世話になって、
三度目のイカ釣りに行ってきました。

結果は撃沈
釣れない
周りの人は順調に釣れているのに私だけ釣れない
周りの人のまねをしたり、ルアーを変えたり、
色々やっても釣れない
釣れない原因が不明

唯一考えられるのは道糸PE1号ってのがいけないのかな?
PE1号は太過ぎ?

イカの活性が低くアタリが繊細な日は道糸は細い方が良い?
多分?

イカ釣りの道、
まだまだ解らないことだらけ、

なので、新調した竿の評価は今回はできませんでした、
 
竿について、解ったことをチョットだけ、

ダイワの竿とシマノの竿
あまりにも違いすぎます。
違い過ぎていて釣りの現場で対応に困ってしまいます。

予算などの問題もあるので?なんとも?ですが?

出来るならば、

シマノならシマノ、ダイワならダイワ、で揃えた方が良いと思いました。
そして、強さやアクションの違うのを揃えるにしても
出来るならば同じモデルの中から選んだ方が
現場で釣り場の状況に対応しやすいです。

釣り場で、頭の中がシンプルになります。

(2024年1月20日)
 
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